業務改善助成金
業務改善助成金
業務改善助成金は、中小企業や小規模事業者の生産性向上を支援し、事業場内最低賃金の引上げを図るための制度です。生産性向上のため設備投資等を行い、事業場内で最も低い賃金を一定額以上引き上げを行った場合、その設備投資等にかかった費用の一部を助成します。
◇事業場内最低賃金とは・・・まず、事業場とは一定の場所での作業的なまとまりを意味します。事業場内最低賃金は、つまり、その場所で一番低い賃金を指します。
要件は、
- 中小企業や小規模事業主であること
- 事業場内最低賃金が適用されている労働者の賃金を上げるための計画(賃金引上げ計画)を策定すること
- 引き上げ後の賃金が、事業場内最低賃金となること
- 生産性向上のため設備や機器の導入等を行うこと
- その導入等により業務改善を行うこと
- 設備や機器の導入等に対する費用を支払うこと
等が必要となります。
※費用について、社会通念上当然に必要な経費(単なる経費削減目的の経費等)は対象外です。
では、対象となる費用はどのようなものがあるかについてですが、
◇人材育成・教育訓練費 ◇経営コンサルティング費用
◇フォークリフト ◇POSシステム
◇運搬用車両 ◇実量検査機器
◇テレワークシステム ◇高圧洗浄機 等が対象となり得ます。
活用事例
従業員14名の飲食店
事業場内最低賃金 740円→820円に引き上げ
仕入用トラックの購入 220万円
業務改善計画 仕入作業の効率化等
220万円×3/4=165万円 助成の上限が100万円のため100万円の支給
※上記は一例です。