創業時の経営計画を知ろう!
創業時においては、漠然とした大きなビジョンを持っていることも大事ですが、妄想でも希望でも良いのですが、80%以上は堅いところでの売上、経費、利益について決めておく事も重要です。
難しい事を考える必要はありませんが、最低限は知っておくべきという事は下記になります。
●売上 = 客数 × 客単価
・客数:月にどれくらいの顧客から依頼をいただくのか、購入いただけるのか
・客単価:その顧客からいただく平均単価はいくらなのか
(例)飲食店:月1000人が来店して、客単価が3,500円の場合は、350万円の月商など
●売上 = 経費+利益
・上記のように、売上に対する経費と利益を明確に把握しておく必要があります。
業界ごとに、人件費率、家賃比率、広告費率(立地や業態によって変動)、諸経費、修繕費、設備投資などは大きく異なりますが、それぞれの業界ごとに基本となる枠組みは、ほぼ固まっています。
きちんとした経営計画を持っていただく事が重要になります。
こうした最低限の経営計画が無い方は、残念ながら、ずさんな経営感覚の方と見られてしまいます。当然ながら、銀行も公庫もそうした感覚の方とはお付き合いしたくありません。皆さんも一緒ですよね、貸したお金を返してくれそうに無い方には、貸したくないですよね。
どこまで正確かは別にしても、何かしらの基準値をもとに、たたき台としての数値計画を一生懸命に作り込んでみましょう。参考までに、1億、3億、10億と業績を伸ばす人のほぼ100%は、妄想かもしれませんが、おそらくこうなるのではないか?という数値計画と常に向き合っています。そして上手く行く、行かないがあった時には軌道修正するとともに、何故そうなのかをきちんと把握しようとします。
でも、そもそも目安となる計画が無ければ、想定よりも良かったのか、悪かったのかも分かりませんよね。
きちんと、経営計画を立てるようにしましょう。